【世界遺産熊野古道】

熊野古道(くまのこどう)は、熊野三山(熊野本宮大社熊野速玉大社熊野那智大社)へと通じる参詣道の総称です。
熊野三山が成立した平安時代中期、法皇や上皇の御幸がはじまりその後、皇室から武士さらには庶民へと信仰が広がり、
『蟻の熊野詣』と言われるほど多くの人が訪れるようになりました。

私たちは比較的楽な中遍路・霧露王子、90分をゆっくり語り部さんと歩きその後は少しきつい大門坂を歩きました。


   
この後カメラをリュックに入れたので殆ど写真がありません

@【熊野本宮大社】


八咫烏(やたがらす)の幟と大鳥居
八咫烏は熊野権現の使い。三本足の烏です。日本サッカー協会のシンボルマークでお馴染みです

家都美御子大神(けつみみこのおおかみ、別名:熊野坐大神(くまぬにますおおかみ)、熊野加武呂乃命(くまぬかむろのみこと)を祭っています
本宮が熊野三山の中心です。全国に3000社以上ある熊野神社の総本宮です。


参道です。


かっての熊野本宮大社の社地は、現在の大鳥居の前から道路を隔てた先の水田の中にあります。
日本一の大鳥居です。

A【熊野速玉大社】
境内には神木とされる天然記念物の「ナギの木」の大樹があります。
現在の社殿は明治16年9月に炎上し、その後再建されたものです


推定樹齢1000年の梛(なぎ)の大樹。
 平安末期に熊野三山造営奉行を務めた平重盛(清盛の嫡男)の手植え。梛としては日本最大。国の天然記念物に指定。


【B熊野那智大社】

《那智の滝》
那智の滝が一番良く見えるところは【別宮飛瀧神社】です。
御神体は那智四十八滝の一の滝。高さ133m、幅13m、水量毎秒約1t。滝壺深さ10m、日本一の高さです。
200円払って滝の近くまで行き、滝の前 で御神水とお守りがいただけます。
側まで行くとびっくりするほど 大きい。水しぶきが舞う様は見事です。


この坂を下っていくと別院飛瀧神社直ぐそばに那智の大滝が見られます


熊野那智大社は表参道は473段の石段を登り、標高約500mに位置する社殿は6棟からなり、夫須美神(ふすみのかみ)を御主神としてそれぞれに神様をおまつりして います。夫須美神は伊弉冉尊(いざなみのみこと)ともいい万物の生成・育成を司るとされ、農林・水産・漁業の守護神、また縁結びの神様として崇められています。

拝殿


参道


ご神木の楠の木です。
樹齢800年平重盛お手植えと伝えられています

【那智山青岸渡寺】
那智大社の直ぐ横に青岸渡寺があります。
那智山は熊野三山の一つです。熊野信仰の霊場として長い歴史があり
もともと那智の滝を中心にした神仏習合の一大修験道場だったのですが、明治初期に青岸渡寺と那智大社に分離しました。
今も寺と神社は隣接していて、双方を参拝する人が多い。


本堂拝殿


本堂後方には、那智の大瀧との調和が美しい朱色の三重の塔があります。

熊野三山の参拝を終えて最終日は南紀白浜と串本町の景勝地を見学しました